くさやは大島のソウルフード
くさや特有の匂いは強烈なので、ほとんどの人が苦手ではないでしょうか。
私にとっては子どもの頃から知っている匂いで、焼いてる時の匂いにむしろ食欲が増します。(ちょっと変わりもの?)でもこれは島出身だからというわけではなく、個人の嗜好によるところが大きいかもしれませんね。
私は島でしか焼きたてが食べられないので、帰省するとくさや販売店に買いに行ってます。(内地ではご近所迷惑になるので絶対焼けません(^^;)
特に好きなのはトビウオのくさや!定番のムロアジとはまたちがい、淡泊でさっぱりした味です。トビウオ特有の小骨もくさやで食べると気になりません。出来立てだと身が柔らかくてジューシーです。もし、瓶詰でも売ってたらトビウオをぜひ買ってみてください。
くさやの製造販売店
- (有)くさやの小宮山 04992₋4₋0270
- くさや藤文商店 04992-4-1138
明日葉は使い勝手がいい野菜
明日葉はセリ科の植物で島のあちこちに自生していて、椿の木の下や道脇の日陰になるところによく見かけます。いつの間にか生えていて、今日摘んでも明日には芽を出す生命力と言われてます。今は健康食品にも入ってたりするので、全国的に地名度は上がっているのでは?
1年を通して食べられますが、旬は春で、若葉を摘んで、てんぷら、胡麻和え、おひたし、みそ汁と私の家では日常的に食べます。火を通すと香りが立って、ちょっと苦味があるのもまたいいです。
てんぷら以外はサッと湯どおしして使いますが、特に柔らかい新芽は生のまま刻みんであら汁に入れると、魚の生臭さが消えて風味が引き立ちます。油、醤油と相性が良いのでちりめんじゃこ、胡麻と一緒に炒めたり、チャーハン、ラーメンに入れたりと、使い勝手もいいです。
東京でもスーパーで売っているのをたまに見かけますが、やっぱり採りたてにはかなわない。春になると明日葉が恋しくなります。
椿油は油の質が最高
大島はヤブ椿が自生していて道脇のあちこちに見られます。花は冬~春にかけて見ごろで、防風林としても役目を果たしてくれていますが、その油も料理やコスメ商品、工芸品にも使われ、島の特産品になっています。
島では秋になると、椿の実が地面に落ちてきます。椿の実は拾い集めて椿油製造所に持ち込むと買い取ってくれるので、収入源としてもありがたい存在です。
椿の実は硬い殻で被われていて、乾燥してくるとその殻が破れ、中から黒い実が出てきます。黒い実は晴天の日に数日間干し、水分を抜いてから、製造所に持ち込みます。
椿油の良さはその油の質です。人の肌成分に近いオレイン酸が豊富で、オリーブ油はその代表格ですが、それよりも椿油は多いことがわかっています。
- 椿油
最近は容器もおしゃれで色々な椿油が出てきました。
土産物店には加熱処理した食用椿油もありますが、コスメの生椿油商品が色々出て来て試したくなります。
生椿油は無色透明でサラッとしています。生のまま、ろ過を繰り返して製造しているそうです。
椿油でパックする
実は私自身が敏感肌で市販のシートパックをすると、すぐに痒くなってくるたちで、使いたくても使えなかったのですが、椿油でパックしてみたらお肌がしっとりツヤツヤ。
他にも洗顔後の保湿や、ドライヤーで髪を乾かす前に毛先に付けて使っています。
髪全体に付けるとべたっとしてしまうので、そこは加減して。
値段はちょっと高めですが、数滴で伸びが良いのでお得感があります。
筆ペンタイプの爪ケアも気に入っていて、コロナ感染予防のための消毒で爪の周りがささくれるのですが、これを塗ると治まってくれます。
- ハンドクリーム
もう一つ、気にいっているのが生椿油配合のハンドクリームです。商品名はハンドクリームですが、顔や全身に使えるので重宝しています。
ほぼ無臭でベタつきもありません。夜顔に塗って寝ると、翌朝顔にツヤが出て肌の調子が良いです。(爪にも塗ってみたら、ツヤが!)
ハンドクリームとしても優秀なのですが、顔から全身に使えてオールインワンジェル感覚で使っています。容器は小さく見えますが、中身はぎゅっと詰められていて、かなりもちます。
値段は650円前後と手ごろなので、お土産にもおすすめです。
海水100%の塩 海の精
天日と平釜での伝統的な製法で作られた大島産の塩です。
うちでは使い勝手が良い、海の精「やきしお」を使っています。
自然の塩は甘味があってコクがあり、ほんとに美味しいです。卓上だけでなく、料理の下味を付ける時も使っていますが、この塩だと味の馴染みが良く、仕上がりがちがいます。
島ぽちで島の特産品が買える!
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